ななしちゃんのブログ

ななしちゃんvsきしねんちゃん 日々の死闘

ODなんてするもんじゃない(自戒)

 

何年ぶり?ってくらいに書く。

もはやブログの存在を忘れてた。

って前も書いた気がする。

そういう性格なの、なおりませんやこりゃ。

 

会社を3ヶ月たらずで辞めて早くも1ヶ月が過ぎようとしている。

休職入れたら年越してるから3ヶ月くらいかな?

 

なんでこうなったか一度整理したいのと、

もしODなんて考えてる人がいたら

今すぐにやめろ!!!!!

ということを伝えられたら、と思って、書きますね。はい。

 

 

 

11月初旬に入社して…いや、少し前からなんだけど、

 

・人事部の仕事の雑さ(着信履歴ないのにかけたって言い張る)

・名前間違えの多さ(これにはさすがにイラついた)

 

っていうところから既に嫌な雰囲気はしてたんだけど背に腹は変えられぬ、

 

こんなコロナ禍で雇ってくれるんだもの…!

 

という気持ちで入社しました。

 

 

仕事が楽しくない、そんなことじゃなかった。

最大のストレス、それは『宝塚スタイル』。

 

まあこれは後々、宝塚に昔あったルールなんだよ〜っていうのを聞いたからそう私が個人的に言ってるだけなんだけども。

 

慣れないパンプスのせいで涙を堪えながら立っている私に、先輩が言うんです、

 

「先輩の前は歩いちゃいけません」

「ドアは走って開けにいかなきゃいけません」

「エレベーターはボタン押してね」

「バッグは先輩より上に置いちゃダメ」

「荷物は下っ端がまとめて持ってくる」

 

 

…あー書いてて寒くなってきた。蕁麻疹出そう。

こんな感じの、ザ・体育会系ルールに、温室育ちの私はショックを受けすぎてしまいまして。

 

(マズイとこに入ってしまった…)

 

初日早々、働きすぎる勘が警告を出したわけでした。

 

 

私の勘ってほんっとにいいお仕事をしてくれるんです。

人も、場所も、何となくいい気分だとそれなりに、

悪いとストレスでぶっ倒れたりね。優秀。

なのにその勘を無視して何とか馴染もうとしてしまった。

 

これがいけなかった。

まず初手、ストレス耐性がなさすぎて入社早々38度近くの発熱。

PCR検査、インフル検査受けるも共に陰性、抗生物質出されて終わり。

出勤停止になり、(迷惑かけてしまった…)のマインドのせいで、

これがまたストレスになって永遠に熱が下がらない。

 

何とか復帰したものの、宝塚スタイルに慣れず、

ロッカーで聞こえる悪口合戦を耳にするたびに心が疲弊していった。マジ。

 

私悪口が大嫌いなものでして。

 

言いたいことあるならお伝えしましょうか??

って言えばよかったのかな?

 

 

 

そんなこんなで2度めの発熱。

 

職場からはマタカヨの態度。

でもその時ばかりは思ったんです、

 

原因お前らだよ!!!!

 

思った通り、陰性、抗生物質出しておきますで終了。

 

職場「熱あっても元気なら出勤して」

vs

医師「出勤はしない方がいい」

 

この頃からもうおかしかったですね。

診察室でぼろぼろ泣きながら出て、けろっとした顔で電車に乗ります。

 

仕事のことを相談していた親友は、

 

「出勤しちゃダメ、お願いだから身体大事にして」

 

って何度も言われてたのにもう麻痺してたんですよね、彼女の言う通りです。

こういう時は正常な判断が出来ないもんだから、もし周りに言ってくれる人がいるなら従ってね…。本当に…。

 

 

2度めの復帰を果たしてから毎日ニコニコと働いてましたが、7度から下がることがなく(平熱は6度くらい)、

毎日ハァハァ言いながら店頭にいました。

 

 

平熱より一度高いだけでもかなり辛いの、わかる人にはわかりますよね?

 

「ちょっと高いだけじゃん!」

「体調管理しっかりしてよ〜笑」

「何でもいいから仕事して」

 

こちらがトリガーの一覧になります。

なんということでしょう。

大丈夫?の一言もありません!すごい!!

 

 

というわけで、ある日の夜、退勤後の電車の中でひとり涙をこぼし(久しぶりに涙が出ました、人間追い詰められると涙が出なくなります)

柴咲コウちゃんのドラマをぼーっと見ながらリーマスをひたすら口の中に放り込んだわけです。

 

 

35錠くらい飲んでしまったのですが、はじめはなんともなく。

ずっと体調が悪いのと鬱が酷かったので、

 

(こうすれば明日から元気にお仕事行けるだろう!)

 

っていう思いが半分、

もう半分は、

 

(もうどうにでもなれ)

 

だったんです。

これってきしねんちゃんなんですかね?よくわかりません。あんまり覚えてないし。

 

変化もなくつまらなくなって、夜散歩でもすれば気分が晴れると思って商店街を歩いていると、やってきたふらつきと軽い吐き気。

周りから見たらヤバい奴です、完全に。

 

大体深夜1時くらいかな、男性に声かけられて。

まあナンパでワンチャン狙われてたんですけど、(どうにでもなれ精神だったので、死ぬんだし、この身体でいいならドウゾヨロシクヤッてくださいと思ってた)、

ODしたことをヘラヘラ話したらさすがにまずいと思ったのか、介抱してくれたんですね。

 

普通逃げると思うけどね。

変わってるっていうか優しいというかやっぱヤリたいのか。(ヤッてないよ)

 

 

家に招き入れ、初対面の男を前にしてゲロを吐き続けること6時間。

廊下で気を失ってたらとっくに陽が昇っておりました。

 

吐き気も落ち着いたものの、働ける体調じゃなかったので、病院に行こうか迷うわたし。

 

 

え?死にたいのに病院行くの?

 

 

わかります。今でもそう思いますもん。

それでも吐き気と責任感には勝てなかった。

 

「病院行った方がいいよ、日曜だから空いてるとこ探してさ」

 

布団の中で私を抱きしめながら囁くこの男の言うとおり(ヤッてない、キスもしてない)、

スマホで探すも、

手は震えるし吐き気はぶり返すし悪寒はするしとにかく震えが止まらない。

 

結局、【7119】に電話をし、症状を伝えると、救急隊員を派遣するから鍵開けて待っとけ、とすんごい怒ったおばさんに怒られてしまいました。泣くかと思った。

 

こうして私は、人間25年目にして、初めて救急車に乗ったのでした。

 

🚑

 

(彼はややこしくなるので帰った。というか、ビビったんだと思う。なんかごめんな)

 

投了の瞬間です。

 

 

 

まあ〜〜ありとあらゆることを聞かれて、パジャマのまま病院へ揺られ、サイレンを聞きながら、

 

(こんな人間の為に道を開けてくれるなんて…すまぬ…みんなに幸あれ…🙏)

 

なんて罪悪感で違う意味で死にそうな中到着。

 

 

 

あ、でね、リーマスって、ようは乾電池の中の液体なんです。

乾電池の中身35本飲んだら人間おかしくなります。ですよね。

 

時間が経っていたので胃洗浄はせず、軽く意識がぼんやりしているくらいだったので点滴で済みました。

 

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まだ点滴の後は残ってます。

ほーんと、コロナ禍で大変なのに、ODで運ばれてくるって迷惑にも程がありますよね。最低です。

 

ただ、30を超えると、なんだか心臓に影響が出るらしく。

脈が弱くなって、もっと多量だと止まっちゃうんだとさ。リアル死ぬやん。

点滴を早めて心電図をとりました。

心電図なんて学校でしかやらないと思ってた…。

 

 

まあそんなこんなで生き延びてしまった私ですが、

死ねなかった人間が生きるということ、それはそれは辛いです。

でも、その過程はもっと辛かった。生き地獄。拷問。

 

私は2度とあんなことしません。苦しすぎた。

でも断言できないんだなあ。

なぜならアンコンシャスだから。

 

 

こんなことがあっても地球は回るしニコニコしてなきゃ社会から取り残されるしテレビつけりゃみんなヘラヘラした顔してご意見番しちゃってるクソみたいな人間ばかりで嫌になるけど。

(興味ないならそう言え、学がないならそう言え、本音を言えよ本音を、と思うのは私だけなのか)

 

とりあえず、30までは泣きながら誰かに笑わしてもらいながら生きてみることにしました。

 

25歳はきっと、私の寿命じゃなかったから。